現在auのスマホを使っている人は、au回線を利用しているMVNO(格安スマホ業者)に乗り換えることで
- 今の端末と電話番号そのままで
- 不具合も起きず、ただSIMカードを入れ替えるだけでキチンと動作し
- 今よりも月々3,000円~5,000円安い料金で
スマホを使うことができます。
しかし、いざ乗り換えようと思っても「どこの会社が自分に合っているか分からない」「乗り換え方がよく分からない」という方も多いはず。
そこで今回は、人気である楽天モバイル、mineo、UQ mobile、IIJmio(みおふぉん)、BIGLOBEモバイルの5社を比較して、それぞれどういった方におすすめなのかを解説し、そのあとに乗り換え手順や注意点もご紹介していきたいと思います。
目次
au格安スマホ5社の月額料金を比較
まずは各MVNOのデータ通信プランと音声通話プランの月額料金を比較してみましょう。
データ通信プラン
楽天モバイル | mineo | UQ mobile | IIJmio | BIGLOBEモバイル | |
---|---|---|---|---|---|
500MB | – | 700円 | – | – | – |
1GB | – | 800円 | – | – | – |
3GB | 1,020円(3.1GB) | 900円 | 980円 | – | 1,020円 |
5GB | 1,570円 | – | – | – | – |
6GB | – | 1,580円 | – | 900円 | 1,570円 |
10GB | 2,380円 | 2,520円 | – | – | – |
12GB | – | – | – | 1,520円 | 2,820円 |
20GB | 4,170円 | 3,980円 | – | – | 4,620円 |
24GB | – | – | – | 2,560円 | – |
30GB | 5,520円 | 5,900円 | – | – | 6,870円 |
各MVNOのデータSIM料金は上記のとおり。
この料金を元に、各MVNOの特徴から「どんな人におすすめなのか?」を解説していきます。
mineoを選ぶと無料でプラン変更できるから、使い勝手がよくなる
おそらくデータSIMプランを契約したい人は「スマホをネット閲覧やアプリ使用、動画視聴専用にしたい」「ガラケーに格安SIMを使いたい」という方だと思いますので、プラン選択肢が一番広いmineoがおすすめです。
データSIM内のプラン変更は手数料0円で、翌月からすぐに変更適用してもらえるので、「やっぱりもうちょっと容量多い方がいいな」という時にすぐに対応できます。
格安SIMの中ではそこそこ通信速度が速いですし、「毎月最大1GBがシェアできる」「分からないことはmineoユーザーに気軽に質問できる」など、独自サービスも豊富でお得です。
料金の安さはIIJmioだけど・・・
料金の安さだけで見ればIIJmioが目につきます。
ただ、2018年11月6日(火)までのキャンペーンによって「3GB/月⇒6GB/月」「6GB/月⇒9GB/月」「12GB/月⇒15GB/月」と増えているだけですので、今後は料金プランが変わってしまう可能性もあります。安易に「6GB/月がたった900円で使える!」と思うのではなく、必ず料金プランが変わってしまうことも視野に入れながら乗り換えをしましょう。
通信速度の速さで選ぶならUQ mobileがおすすめ
通信速度の速さだけで選ぶのであればUQ mobileがおすすめ。格安SIMの中でトップレベルに通信速度が速く、ネットやYoutubeなどが止まることなく楽しむことができます。
特にデータSIMをAndroidタブレットやiPadに入れて使う場合は、外での利用や動画視聴も多くなるかと思いますので、通信毒度が速い方がストレスなく使えます。
音声通話プラン
楽天モバイル | mineo | UQ mobile | IIJmio | BIGLOBEモバイル | |
---|---|---|---|---|---|
500MB | – | 1,310円 | – | – | – |
1GB | – | 1,410円 | – | – | 1,400円 |
2GB | – | – | 1,980円 | – | – |
3GB | 1,600円 | 1,510円 | – | – | 1,600円 |
5GB | 2,150円 | – | – | – | – |
6GB | – | 2,190円 | 2,980円 | 1,000円 | 2,150円 |
10GB | 2,960円 | 3,130円 | – | – | – |
12GB | – | – | – | 1,620円 | 3,400円 |
14GB | – | – | 4,980円 | – | – |
20GB | 4,750円 | 4,590円 | – | – | 5,200円 |
24GB | – | – | – | 2,660円 | – |
30GB | 6,150円 | 6,510円 | – | – | 7,450円 |
料金が安いのはIIJmioだけど・・・
割引前の月額料金を比較すると、
楽天モバイル | mineo | UQ mobile | IIJmio | BIGLOBEモバイル | |
---|---|---|---|---|---|
3GB | 1,600円 | 1,510円 | – | 1,600円 | 1,600円 |
6GB | – | 2,190円 | 2,980円 | 2,220円 | 2,150円 |
12GB | – | – | – | 3,260円 | 3,400円 |
とmineoやBIGLOBEモバイルの方が月額料金が安くなります。
IIJmioのキャンペーンが11月6日以降も続けば最安値はIIJmioですが、これから数年間使い続けることを考えればmineoやNIGLOBEモバイルの方が月額料金を抑えられる可能性が高いです。
通信速度の速さで選ぶならUQ mobileがおすすめ
UQ mobileは他のMVNOとは少し違い準キャリア(キャリアと格安スマホの間)的な存在なのでキャリアと変わらない通信速度が出せます。ネットが重くなる時間帯(12時~13時と18時~19時)でも10Mbpsや20Mbpsなどキャリアと変わりません。
その代わりに2年縛りのデメリットがあります。ただ、キャリアの2年縛りを特にデメリットに感じたことがなければ問題ないでしょう。
私もiPhoneでUQ mobileを使っていますが、キャリア(docomoですが)と変わらない通信速度で使えていますし、月額料金もトータルで2,000円ぐらいで使えていますので、2年縛りが気にならないほど満足しています。
端末セットを買うならBIGLOBEモバイルが安い!
- ガラケーからスマホに乗り換えたい
- 今使ってるのが古いから新しいのが欲しい
格安SIMと一緒に端末を買いたい場合はBIGLOBEモバイルがおすすめです。HUAWEI P20 liteやZenfone5など人気の端末が最大14,400円割引で購入できるキャンペーンを行っています。
【HUAWEI P20 liteの端末料金比較】
- BIGLOBEモバイル:15,360円
- mineo:29,400円
- Amazon:32,400円
mineoやAmazonで販売されているメーカー直販売と比較すると1万円以上安くなります。
もちろん月額基本料金が特に割高なわけでもないので、BIGLOBEモバイルで端末セットを買うのが一番お得です。
mineoってどんな格安スマホ?
オススメ度 | ★★★★★ | |
---|---|---|
月額料金 | 700円~ | |
回線 | au/docomo/Softbank | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり | |
iPhone | 対応 |
- docomo回線だけではなくau回線でも使える
- 毎月最大1GBがシェアできる『フリータンク』
- 余った容量は翌月に繰り越せるor友達・家族にプレゼントできる
- 通話定額プランあり
- 分からないことはチャットで気軽に質問できる『マイネ王』
- 解約違約金は一切なし
MVNOの中でauにもdocomoにも対応している希少なMVNO。対応端末が一番多く、auから乗り換えている方もかなり多いです。Webアンケートでも「2018年3月格安SIMサービスの満足度調査 顧客総合満足度 第1位」といった形で紹介されたりもしています。
「とにかくサービスが充実しており、通信速度も速い」というのが人気の理由。
公式サイトで気軽に相談できるチャットサービスやmineoユーザー同士の知恵袋サイトによってトラブルを気軽に解決できるようになっていますし、mineoユーザー同士で毎月最大1GBまで通信量をシェアできる『フリータンク』と呼ばれるサービスによって、動画をたくさん見過ぎた月も無事に乗り越えることができます。
通信速度も自体も格安スマホの中では比較的早く、平日昼間や夜間の混雑時を除けば安定してネットや動画を楽しむことができます。docomoのプランだと混雑時の通信速度が遅いのがデメリットなのですが、auのプランは比較的快適です。
もし「夜に動画が全然見られないんだけど…?」というように通信速度に不満がある場合も、有線通信オプションの「プレミアムコース(月額800円)」に加入することで快適なネット環境を整えられます。基本料金が安いのでプレミアムコースに加入したとしても月額3000円~4000円程度ですので、キャリアのスマホと比べれば全然お得ですよ。
UQ mobileってどんな格安スマホ?
オススメ度 | ★★★★★ | |
---|---|---|
月額料金 | 980円~ | |
回線 | au | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり | |
iPhone | 対応 |
- au端末でも利用できる希少なMVNO
- 業界トップレベルの爆速通信速度!
- 月額200円で「○○○○@uqmobile.jp」のメアドをゲットできる
mineoと並んでau端末が使える人気のMVNOがUQ mobile。青いガチャピンとムックの広告や深田恭子のCMで有名ですよね。
UQ mobileの特徴は通信速度がとにかく速いこと。混雑時でも動画やネットが重くなるようなことはほとんどなく、利用者の口コミからもトップレベルの通信速度であることが伺えます。実際に管理人もUQ mobileでiPhone SEを使っていますが、キャリアのスマホと比べてネットが遅いな~と感じたことは一度もありません。
デメリットは料金が他のMVNOよりも割高であること。この点は「通信速度を確保するための出費」と考えられるかがポイントとなってきます。
「ネットとか動画の利用がメイン」という人はUQ mobileが一番おすすめですし、「ネットはたまに見るぐらい」「料金はなるべく安くしたい」というようなライトユーザーならmineoの方がお得に感じるかと思います。
BIGLOBEモバイルってどんな格安スマホ?
オススメ度 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
月額料金 | 700円~ | |
回線 | au/docomo | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり |
- iPhoneがキャリアよりも約53,000円安い!iPhone8、Xにも対応
- 3分以内の国内通話が何度でもかけ放題!(オプション)
- YoutubeやApple Music、Abema TVなどが通信制限なしで見られる「エンタメフリーオプション」
BIGLOBEモバイルはそこそこ優秀で、通信速度も速く、YoutubeやApple Music、AbemaTVなどが通信制限なしで見られる「エンタメフリーオプション(音声SIM:月額480円、データSIM:月額980円)」も用意されていますので、動画をたくさん見る人には特におすすめのMVNOです。
また、6GBプランだけなら他3社よりも安く使うことができます。
端末料金値引きキャンペーンを行っているため、端末セットを安く買えるのも魅力。
IIJmio(みおふぉん)ってどんな格安スマホ?
オススメ度 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
月額料金 | 900円~ | |
回線 | au/docomo | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり | |
iPhone | 対応 |
- 老舗の通信会社で安心感がある
- 回線が高品質で安定した通信を楽しめる
- ファミリーシェアプランやファミリー通話割引など家族で使うとお得
もともとau端末で使えるMVNOはmineoとUQ mobileの2つだったのですが、2016年10月1日からIIJmio(みおふぉん)でも取扱が開始されました。11月6日までのキャンペーンを利用すればmineoよりも安く使えます(キャンペーンは1年間適用されます)。
老舗の通信会社ですので通信の安定性は抜群です。
また、IIJmioではファミリーシェアプランやファミリー通話割引など家族で使うとお得になるサービスをたくさん用意していますので、家族で格安スマホ乗り換えを検討している方にもおすすめですよ。フィルタリングオプションもあるので、子どもの初めてのスマホにもピッタリです。
楽天モバイルってどんな格安スマホ?
オススメ度 | ★★★★★ | |
---|---|---|
月額料金 | 525円~ | |
回線 | au/docomo | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり |
- 通信制限でも1Mbpsで高速通信が使い放題!(※)
- 定期的なキャンペーンで端末がお得に買える
- 月々の支払いで楽天スーパーポイントが貯まる!
※:通信が混み合う時間帯(12:00~13:00、18:00~19:00)は最大300kbps。
楽天モバイルは「毎月通信制限になってしまう」ような場合におすすめ。スーパーカケホーダイプランを選べば、通信が込み合う時間帯を除き、通信制限時でも1Mbpsの高速通信でネットを使うことができます。
1MbpsあればほとんどのWebページがすぐに開けますし、Twitterやインスタの画像・動画もすぐに見られます。YouTubeも480p画質が止まることなく見られます。
「通信が込み合う時間帯も遅くなるのは嫌だ!」という場合はUQ mobileの方がいいですが、そこまでたくさんネットを使わないのであれば楽天モバイルの方が月額料金も安くておすすめです。
mineoとUQ mobileはどっちがいい?
特に人気などmineoとUQ mobileで迷う人が多いので、選ぶポイントを簡単にご紹介したいと思います。
mineoとUQ mobileを選ぶポイントは『ネットをどれだけ使うか?』という一つのみ。当然ネットをかなり使うユーザーならUQ mobileがおすすめ。
いろいろなサイトやブログを見てみると「mineoは早い」「UQ mobileは早い」「mineoはあまり早くない」など様々な意見が出てくるので迷ってしまいますが、そもそも通信速度は場所や時間によって変動するので比較するが難しく、ある意味仕方のない部分もあります。
しかし、同じ場所・時間で比較すればmineoよりもUQ mobileの通信速度が速いということは確実に言えますので、ネットや動画をたくさん利用する人はUQ mobileを選んでおけば間違いありません。料金自体はUQ mobileの方が高いですが、ネットでイライラしなくて済むことを考えれば安いものです。
逆に「ネットはちょっとしか使わない」「電話とかラインで連絡を取れればOK」というようなライトユーザーならmineoでもUQ mobileでもあまり差はありません。どちらを使っても不満が出ることはないはずなので、料金の安さだけを考えてmineoを選ぶのもありですよ。
その他のau端末が使える格安スマホ
J:COM MOBILE(ジェイコムモバイル)
![]() | オススメ度 | ★★★☆☆ |
---|---|---|
月額料金 | 980円~ | |
回線 | au/docomo | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり |
- au回線・docomo回線両方に対応
- 料金は少し高めだが、安定した高速通信を使える
- 利用できる地域が決まっているので注意
mineoやIIJmioと同じく、au回線・docomo回線両方に対応しているのがJ:COM MOBILEです。ただ、残念なことにau回線を利用するためには端末セットを購入することが条件となり、auからの乗り換えとして利用することはできません。
当ページでは『auから格安スマホへ乗り換える方』を対象としていますので、J:COM MOBILEはおすすめしておりません。
また、利用できる地域が決まっており北海道、宮城、群馬、栃木、茨木、埼玉、東京、神奈川、千葉、大阪、和歌山、京都、兵庫、山口、福岡、熊本に住んでいる人しか利用できません。携帯電話の回線自体は全国でつながるので、キャリアのスマホと同じように使用できますが、そもそもの申込に制限がかけられているのはデメリットだと言えます。
QTmobile(QTモバイル)
![]() | オススメ度 | ★★★★★ |
---|---|---|
月額料金 | 700円~ | |
回線 | au/docomo/SoftBank | |
通話プラン | あり | |
端末セット | あり | |
iPhone | 対応 |
- 月6GBのプランが圧倒的な安さで使える
- どのキャリアからでも乗り換えができる
- 時間無制限の電話かけ放題オプションあり
QTmobile(QTモバイル)は九州電力のサービス「QTnet」の格安SIMです。九州に住んでいるとテレビCMで見ない日がないぐらい放送されているため、知っている方も多いかと思います。
月6GBのプランがとにかく安く、契約から12ヶ月目までは990円/月で使えるのが最大の特徴。今回は知名度の関係でおすすめでは紹介しませんでしたが、IIJmioよりも安い料金で使うことができます。QTmobileよりも安い料金のMVNOを見つける方が難しいレベル。
データ容量の追加購入や無制限の電話かけ放題オプションなど、サービス的にも大手MVNOに負けていませんよ。
九州住みの方はもちろん、隠れた優良MVNOを使ってみたい方はおすすめです。
まとめ
以上がau端末で乗り換えられる格安スマホです。
MVNOが決まったら、あとは実際に乗り換えを行っていきます。
【au端末そのままで乗り換える手順】
- auでMNP予約番号を発行
- その番号を使って格安SIMへ申し込み
- MNPを実行でauを自動解約(MNP実行のタイミングおよび方法は選ぶ格安SIMによります)
- 格安SIMのSIMカードをSIMフリースマホに挿入してAPNの設定(店頭契約するなら店員が設定してくれる場合もあり)
auへ解約に行く必要はありません。
2年縛り期間内であれば解約手数料が9,500円が必要ですが、1ヶ月3,000円の節約になると考えれば4ヶ月で元を回収することができます。トータル得です。
UQ mobileのように公式サイトで「今乗り換えると(解約手数料がかかったとしても)どれぐらいお得になるのか?」を診断してくれるツールを用意しているMVNOもありますので、気になる場合はそちらも参考にしてみましょう。

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